建設業・製造業の「属人化」はデジタル化でしか解消できない
建設業・製造業の現場で、
よく聞く言葉があります。
「それ、あの人じゃないと分からない」
「ベテランがいないと回らない」
いわゆる「属人化」です。
属人化自体は、
決して悪いことばかりではありません。
経験や勘、技術が現場を支えてきたのも事実です。
でも問題なのは、
それが共有されないまま、
業務の前提になってしまっていることです。
属人化が進むと、
こんなことが起きます。
・休んだだけで業務が止まる
・引き継ぎができない
・新人が育たない
・ミスが起きても原因が分からない
現場は忙しくなり、
ベテランほど負担が増えます。
ここで誤解されがちなのが、
「属人化=人の問題」という考え方です。
実際には、
仕組みの問題であることがほとんどです。
・情報が人の頭の中にある
・紙が個人の引き出しにある
・ルールが言語化されていない
この状態では、
誰がやっても属人化します。
デジタル化の役割は、
人を置き換えることではありません。
「情報を人から切り離すこと」。
データとして残し、
誰でも見られる状態にする。
それだけで、
属人化は少しずつ解消されていきます。
いきなり完璧なマニュアルを作る必要はありません。
まずは、
・何をしているか
・どう判断しているか
これを残すだけで十分です。
建設業・製造業のデジタル化は、
人を減らすためではなく、
人を守るためのもの。
属人化を仕組みに変える。
それが、これからの現場に必要な考え方です。
